レポート全文をダウンロードして、2025 年のデータと推奨施策の詳細をご覧ください。
旅行者の新たな傾向と、旅行の背景にある目的意識の深まりは、旅行の新時代の到来を告げています。最新の調査レポート「2025 年版 Traveler Value Index (トラベラーバリュー インデックス)」では、この興味深い変化について調査を実施しています。
このレポートでは、11 の主要マーケットの 11,000 人の回答者を対象として弊社と Wakefield Research が共同で実施した調査の結果に基づき、2023 年版 Traveler Value Index との比較を行い、旅行者の優先事項の変化や新しく影響力を持つようになった情報源について重要な情報を示しています。
人々がどのように計画を立て、何からアイデアを得て、どのような動機で「予約」をクリックするかを示す、最新の情報をお伝えします。これらの情報を活用して競合に差をつけましょう。
旅行の重要度の高まり
旅行を重要視する傾向が高まる中、世界の消費者は今後 12 か月間により多くの旅行を計画したいと考えています。
5 年前よりも今の方が旅行の重要度が高まったと回答した消費者の割合*。
今後 12 か月間に海外旅行を予約する可能性がある、またはすでに予約していると回答した消費者の割合。
2025 年には旅行が新たな意味を持つようになると言われています。消費者はこの 1 年にどのような旅行を計画しているのでしょうか。調査によると、90% 近くの消費者が今後 12 か月間にレジャー旅行を計画しています。さらに、2023 年版 Traveler Value Index と比較すると、1 年以内に海外旅行をすでに予約している、または予約する可能性があると回答した消費者は、約 20 % 増加 (49% から 68% に増加) しています。
今後の可能性
掲載順位向上ツールと TravelAds、Flights Sponsored Listings などのソリューションを導入することで、次の旅行先を探している旅行者への貴社の旅行ブランドの露出度を向上し、理想的な旅行者層にターゲットを絞ることができます。
ビジネスとレジャーの融合
消費者は、今後 12 か月間に計画している旅行を有意義なものにするために、どのような方法を取っているのでしょうか。計画中の旅行を活用する方法の 1 つとして、出張と休暇を組み合わせることが挙げられます。
ブレジャー旅行を計画している消費者の割合。
ワーケーションを計画している消費者の割合。
ブレジャー旅行を計画している、つまり出張の前後に休暇を追加しようとしている消費者の割合は、2023 年版 Traveler Value Index では 29% であったのに対し、2025 年の調査では 42% に増加しています。また、消費者の 45% 近くが、ワーケーション、つまりレジャー旅行中にリモートワークを行う計画があると回答しています。
リモートワークやハイブリッドワークの環境の増加によって、2025 年の旅行計画には新たなトレンドが生まれています。消費者には、事前に計画していた旅行を活用して、休暇を有意義に過ごそうとする傾向が見られます。
今後の可能性
ビジネス旅行、ブレジャー (出張休暇)、ワーケーションの旅行者は、平日に客室や座席の予約を獲得するチャンスを提供してくれます。ホテルやバケーションレンタルに十分な作業スペースを確保するようにしましょう。
旅行者が最も重視するプロモーション
物価が上昇し、景気の先行きが不透明な今、60% 近くの消費者が今後 12 か月間は昨年より価格に敏感になると考えるのも不思議ではありません。インフレは 2025 年も旅行計画に影響を与える最大の懸念事項になると予測されます。このような状況の中、各旅行サービス提供会社はどのような方法で予約を獲得しているのでしょうか。
弊社の調査では、ホテルやバケーションレンタルの最も魅力的なプロモーションとして、早期予約割引が挙げられています。さらに、ホテルと航空券の両方を予約する場合には、パッケージ予約割引が 2 番目に魅力的なプロモーションに挙げられています。航空券、レンタカー、現地ツアーの予約では、無料の追加サービスも非常に魅力的なプロモーションと考えられています。
口コミが予約増にもたらす影響
ホテル、バケーションレンタル、現地ツアーの予約に共通するのは、予約のプロセスで口コミが最も重視されることです。宿泊先を決める際には、口コミのように確かな指標が動機となり、旅行者は良い体験をするためにより高い料金を支払います。
口コミで評価が高いホテルには、より高い料金を支払ってもよいと回答した消費者の割合。
口コミで評価が高いバケーションレンタルには、より高い料金を支払ってもよいと回答した消費者の割合。
口コミで評価が高ければより高い料金を支払ってもよいと回答した 40 歳未満の消費者の割合は、ホテルでは 80%、バケーションレンタルでは 79% に達しています。2025 年の旅行の重要度の高まりに伴い、消費者が予約をする場所と方法を選ぶ際には、ブランドの信頼度と口コミが重視されるようになっています。
ソーシャルメディアの影響力の高まり
この 2 年間、あらゆる業界でソーシャルメディアの影響力の高まりが確認されています。今回の調査では、旅行業界も例外ではないことが明らかになっています。ソーシャルメディアを旅行のアイデア探しの情報源としていると答えた消費者は、2023 年の Traveler Value Index 調査では 35% だったのに対し、2025 年には 60% を超えています。
旅行の予約プロセスでソーシャルメディアがアイデア探しの情報源として急速に影響力を持つようになると、それに伴ってインフルエンサーの影響力も高まります。フォロワー数が数千人のナノインフルエンサーから、数百万人が注目しているメガインフルエンサーまで、旅行のおすすめ情報でインフルエンサーの影響力が大きくなっているのは明らかです。実際、70% を超える消費者が、インフルエンサーのおすすめ情報が旅行の一部の要素または旅行全体の予約の決定に影響を与えたと回答しています。また、75% 近くの消費者が、インフルエンサーのおすすめ情報のみを参考にして旅行ツアーを購入するつもりだと回答しています。
今後の可能性
E Studio の受賞歴のあるクリエイティブチームを活用するか、または Travel Shops を利用することで、厳選した旅行情報を集めたカスタムサイトを作成し、ソーシャルメディアのインフルエンサーとパートナーシップを結び、適切にターゲットを絞った新たな旅行者層にリーチできます。
今後 12 か月間の旅行の傾向
2025 年、世界の消費者にとって旅行は新たな意味を持ちつつあります。消費者が旅行を計画する主な理由、旅行のアイデア探しで頼りにしている情報源、ブランドを選ぶ際に最も重視するプロモーションやお得な料金など、旅行に関する志向や業界のトレンドは常に変化しています。
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*このページ内の各種引用データの出典 (別途注釈がある場合を除く) : Expedia Group、2025 年版 Traveler Value Index (トラベラーバリュー インデックス)