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第 3 四半期の旅行者分析データ : 夏のピークシーズンを迎え、需要が回復

弊社独自の 2026 年第 2 四半期のデータに基づき旅行者に関する最新の動向とトレンドを紹介します。

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Richard Kocher

地政学的な不確実性が高まった第 1 四半期末には旅行需要の低下が見られましたが、第 2 四半期のデータによると、夏旅の直前予約シーズンの到来とともに、ほとんどの地域で需要が回復しています。一方、先を見据えた旅行者は、すでに秋や年末年始の旅行の計画に目を向けています。



第 2 四半期後半に入り、検索需要の勢いが加速


第 2 四半期前半の需要の伸びは予想を下回っていたものの、後半に入り、旅行者の安心感が回復するにつれて、世界での検索数が再び増加に転じています。

  

多くの主要マーケットで夏旅予約のピークシーズンが始まる 6 月の第 1 週には、国内旅行の検索数が全体で 10% 以上急増しました。一方で、その増加率には主要な地域において差が見られます。

  

第 2 四半期前半には不安定な動きが見られた中南米 (LATAM) は、6 月中旬から下旬にかけて勢いを取り戻し、海外の旅行者による検索数が最大 15% 増加しています。アジア太平洋地域 (APAC) は同じ期間に前年比で 20% の増加を記録し、第 2 四半期で最も増加率の高い地域となっています。ヨーロッパ・中東・アフリカ (EMEA) は前年比 5% の緩やかな増加に留まっています。

  

一方で、北米 (NORAM) の検索数は全体の 75% を占め、引き続き世界での検索数を牽引しています。


重要なポイント


Expedia Group の分析データを活用して需要の変動を平準化


需要に変動がある場合、管理画面 (Partner Central) にあるデータ分析、収益管理 (Rev+)、ポートフォリオ パフォーマンスのダッシュボードを使用して、今後の需要のサインを追跡し、トレンドの変化に迅速に対応しましょう。

  

夏のピークシーズンが終わりに近づいてきた今、収益管理 (Rev+) とデータ分析を活用して、夏の終わりから初秋の料金に調整を加えることも可能です。また、露出度向上に役立つツールは、重要なショルダーシーズン中にシェアを維持するのに役立ちます。



夏旅の予約のシーズンの始まりとともに、検索期間が短期化


計画期間の長期化傾向が見られた第 1 四半期から一転し、第 2 四半期には予約期間を短期化する旅行者が増加しています。夏の旅行が計画段階から実際に予約する段階へと移ったことにより、0 ~ 6 日前の検索が全体の検索の 20% を占めるようになっています。

  

このような直前予約へのシフトが最も顕著だったのはヨーロッパ・中東・アフリカで、0 ~ 6 日前の予約が前四半期比で 25% 急増したのに対し、予約期間の長い (91 ~ 180 日) 予約は 30% の大幅な減少となっています。これは、ヨーロッパの旅行者が夏旅の計画を直前予約で確定しようとする傾向と一致しています。

  

この傾向に反して、アジア太平洋地域では予約期間が 91 ~ 180 日の旅行が前四半期比で 20% 増加しており、この地域の一部の旅行者がすでに年末年始の旅行の計画を立て始めていることがうかがえます。


重要なポイント


露出度を向上して直前予約を獲得


ヨーロッパの旅行者が直前予約を積極的に進めているこの時期に、来たる夏の旅行シーズンに向けて、料金と在庫をオープンで競争力のある状態にしておく必要があります。露出度向上に役立つツールを活用したり、ヨーロッパ・中東・アフリカの Expedia Group のサイトで切迫感を喚起するプロモーションを展開したりすることで、ほかの施設に予約が流れる前にこの需要を取り込むことができます。

  

アジア太平洋地域では、すでに年末年始の在庫が早期検索される段階に入っています。この地域のパートナー様は、予約獲得競争が激化していない今の段階で、冬休みや年末年始の旅行のために、競争力のある料金やコンテンツを掲載しておきましょう。



エーゲ海への夏旅がヨーロッパ・中東・アフリカの需要の急増を牽引


第 2 四半期にヨーロッパ・中東・アフリカで最も目覚ましい成長を見せた国はトルコです。トルコ国内の検索数は 55% 増加し、ドイツからトルコへの旅行の検索数は 50% 増加しています。この急増は各都市の結果にも反映されています。トルコとギリシャの海岸沿いのリゾート地は、ヨーロッパ・中東・アフリカの急成長都市ランキングでも上位を占めています。

 

アイワルク、ダッチャ、ディディムといったトルコの人気の目的地は、いずれも 200% 以上の伸びを記録しています。これは、エーゲ海と東地中海沿岸の目的地が、2026 年のヨーロッパの夏旅市場における主要な競争の舞台となっていることを示唆しています。


重要なポイント


ピークシーズンに向けた準備


エーゲ海沿岸の需要の高まりに伴い、十分な在庫の確保、料金の競争力の強化、プロモーションによる露出度の向上が極めて重要となっています。夏旅の期間が終了する前に、TravelAds によって露出度を向上し、直前割引の在庫を最大限に活用しましょう。



レジャー目的の国内旅行が中南米の検索数の増加を牽引


中南米では、レジャーを目的とした国内旅行で人気を集めるブラジルの目的地が急成長している都市を牽引しています。エドムンド ザノーニ公園があるアチバイアの検索数が 95% 増加しているほか、山間のリゾートタウンであるグラマドも検索数トップ 10 にランクインしています。これは、近場での上質な旅行体験に対する需要の高まりを示唆しています。

 

モルディブのディグラも検索数が 195% 増加し、中南米で急成長を見せた旅行先の第 4 位にランクインしています。このことから、中南米の旅行者の間で、いつか訪れたい憧れの旅行先や高級志向の旅行への関心が高まっていることがうかがえます。


重要なポイント


国内需要を取り込むための対策


中南米での国内需要の高まりは、海外旅行より国内での上質な旅行を選択する旅行者の増加を示しています。Expedia Group のプラットフォーム上で露出度と競争力を向上し、これらの旅行者を獲得しましょう。



すでに具体化しつつある秋旅の計画


米国の旅行者はすでにレイバーデーの連休 (9 月 4 日 ~ 7 日) の計画を始めており、検索数は前年比で 35% 増加しています。特に増加率が高い温暖な気候の目的地は以下のとおりです。

  

  • ラスベガス (+120%)
  • メキシコシティ (+90%)
  • プンタカナ (+90%)

  

紅葉を楽しめることもこの季節ならではの魅力です。9 月 15 日から 10 月 31 日までの旅行に関連する世界での検索数は、前年比で 10% 増加しています。ノースカロライナ州のアッシュビルは、60% という際立って高い増加率を示しています。一方で、米国北東部の以下の目的地でも需要の高まりが見られます。

  

  • リッチフィールド (+25%)
  • ストウ (+20%)
  • レイク プラシッド (+20%)

  

日本でも、立山黒部アルペンルートや京都を筆頭に、紅葉の名所が人気を集めています。

  

そのほかに、オースティンで開催されるアメリカグランプリ (10 月 23 日 ~ 25 日) は、この四半期のイベントに関連する検索数で特に高い増加率を示しており、世界での検索数は前年比で 90% 増加しています。検索数の増加の主な要因は全体の 90% を占める米国とカナダでの検索ですが、アジア太平洋地域、ヨーロッパ・中東・アフリカ、中南米、北米を含むすべての地域で増加傾向が見られています。


重要なポイント


秋季の料金と在庫を微調整


秋の旅行需要が急速に高まっている今こそ、料金、在庫、コンテンツを充実させて競争力を高める絶好のタイミングです。収益管理 (Rev+) を使用して、需要がピークに達する前の購入意欲が高まる時期に向けて料金を微調整しましょう。

  

オースティンとその周辺地域のパートナー様は、収益管理 (Rev+) のイベントデータを基にアメリカグランプリが需要に与える影響を予測し、それに応じて料金と在庫を調整することができます。



ヨーロッパ・中東・アフリカの検索ランキングでは、沿岸部の目的地の人気が上昇


第 2 四半期の世界的な順位では、シカゴがトップ 10 に返り咲き、フォート ローダーデールはランク外に後退していますが、概ね横ばいの結果となっています。一方、ヨーロッパ・中東・アフリカでは、夏に向けた沿岸部の目的地の人気の高まりが顕著になっています。パルマ デ マヨルカが前四半期のドバイに代わってトップ 5 入りを果たしたほか、アンタルヤとフェティエというトルコの 2 つの目的地もトップ 10 にランクインしています。

地域別の検索数が多かった目的地


*新たに検索数トップ 10 入りを果たした目的地

アジア太平洋地域の旅行者


  1. 東京 (日本)
  2. ソウル (韓国)
  3. シドニー (オーストラリア)
  4. メルボルン (オーストラリア)
  5. 大阪 (日本)
  6. 仁川 (韓国)
  7. シンガポール
  8. 福岡 (日本)
  9. ゴールドコースト (オーストラリア)
  10. 釜山 (韓国)*

ヨーロッパ・中東・アフリカの旅行者


  1. ロンドン (イギリス)
  2. パリ (フランス)
  3. イスタンブール (トルコ)
  4. アンタルヤ (トルコ)*
  5. パルマ デ マヨルカ (スペイン)*
  6. ストックホルム (スウェーデン)
  7. ローマ (イタリア)
  8. バルセロナ (スペイン)
  9. コペンハーゲン (デンマーク)*
  10. フェティエ (トルコ)*

中南米の旅行者


  1. メキシコシティ (メキシコ)
  2. カンクン (メキシコ)
  3. サンパウロ (ブラジル)
  4. リオ デ ジャネイロ (ブラジル)
  5. プエルト バジャルタ (メキシコ)
  6. ニューヨーク (ニューヨーク州)
  7. マドリード (スペイン)
  8. グラマド (ブラジル)*
  9. マサトラン (メキシコ)*
  10. パリ (フランス)

北米の旅行者


  1. カンクン (メキシコ)
  2. ラスベガス (ネバダ州)
  3. オーランド (フロリダ州)
  4. プンタカナ (ドミニカ共和国)
  5. ロサンゼルス (カリフォルニア州)
  6. マイアミ (フロリダ州)
  7. ニューヨーク (ニューヨーク州)
  8. シカゴ (イリノイ州)
  9. サンディエゴ (カリフォルニア州)*
  10. ボストン (マサチューセッツ州)*


北米の Vrbo の旅行者の間でテキサスの人気が上昇


この四半期の北米の旅行者を対象にした Vrbo のランキングでは、テキサス州の 2 つの都市が初登場しています。オースティンがトップ 10 入りを果たし、ポート アランサスは一気に 2 位に躍り出ています**。

  

アジア太平洋地域のランキングはオーストラリアとニュージーランドの目的地がほぼ独占した一方、中南米ではニューヨークとローマが新たにトップ 10 入りを果たしています。

宿泊施設で検索数が多かった目的地


*新たに検索数トップ 10 入りを果たした目的地

アジア太平洋地域の旅行者


  1. メルボルン (オーストラリア)
  2. シドニー (オーストラリア)
  3. パース (オーストラリア)
  4. アデレード (オーストラリア)
  5. ブリスベン (オーストラリア)
  6. オークランド (ニュージーランド)
  7. ロンドン (イギリス)
  8. クライストチャーチ (ニュージーランド)
  9. キャンベラ (オーストラリア)
  10. パリ (フランス)

ヨーロッパ・中東・アフリカの旅行者


  1. パリ (フランス)
  2. ロンドン (イギリス)
  3. ベルリン (ドイツ)
  4. ローマ (イタリア)
  5. ニース (フランス)
  6. マルセイユ (フランス)
  7. ハンブルク (ドイツ)
  8. バルセロナ (スペイン)
  9. キシミー (フロリダ州)
  10. アムステルダム (オランダ)

中南米の旅行者


  1. リオ デ ジャネイロ (ブラジル)
  2. サンパウロ (ブラジル)
  3. メキシコシティ (メキシコ)
  4. パリ (フランス)
  5. オーランド (フロリダ州)
  6. キシミー (フロリダ州)
  7. マドリード (スペイン)
  8. ニューヨーク (ニューヨーク州)*
  9. フロリアノポリス (ブラジル)
  10. ローマ (イタリア)*

北米の旅行者


  1. ナッシュビル (テネシー州)
  2. ポート アランサス (テキサス州)*
  3. シカゴ (イリノイ州)
  4. オーランド (フロリダ州)
  5. ニューヨーク (ニューヨーク州)*
  6. パリ (フランス)
  7. キシミー (フロリダ州)
  8. ラスベガス (ネバダ州)*
  9. ニューオーリンズ (ルイジアナ州)
  10. オースティン (テキサス州)*

回復する旅行需要の取り込み


今年初頭の不確実性の高まりによって、多くの旅行者は早期に旅行の計画を立てることに慎重になっていました。旅行需要が着実に回復しつつある今こそ、夏の直前予約や、秋や冬に向けた長期的な旅行に対する高まった需要を取り込むチャンスです。



重要なポイント


9 月の収益強化に向けて


旅行需要が落ち着いているこの時期に弊社の 9 月セールに参加して、予約数を最大化し、新規の旅行者を獲得して、これからのシーズンに向けて貴施設の競争力を強化しましょう。9 月セールの期間中に弊社の世界規模の B2B ディストリビューション ネットワークを通じて購入意欲の高い旅行者にアピールする

 

72 時間フラッシュセールを利用して、露出度をさらに高めることもできます。

  

これらの 2 つのセールを活用すれば、アピール力も 2 倍に高まります。今すぐご参加ください。


調査と分析

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リチャード コッカーの顔写真

リチャード コッカー

Expedia Group、広告プランニング & インサイト担当シニアディレクター

 

リチャード コッカーは、広告プランニング & インサイトを担当するシニアディレクター。Expedia Group 独自の検索データと予約データを調査し、マーケット分析を行ってパートナー様の戦略、商品選択、ターゲット設定のための情報を提供するチームの責任者を務めています。広告、インサイト、プランニングを担当するグローバルなチームを統括する前は、ヨーロッパ・中東・アフリカとアジア太平洋地域でディスプレイ広告やリスティング広告を扱う事業開発チームとアカウントマネジメント チームを率いていました。サセックス大学の大学院で人類学、ウォーリック ビジネス スクールでは経営学の学位を取得しています。現在は家族とともにワシントン州のレドモンドに在住しています。

 

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