ポッドキャスト | シーズン 2 | エピソード 2

照明、カメラ、バケーション : 観光とメディアの関係性

「観光業で重要なのは、物語を伝え、ストーリーを語ることです。ツアーバスに乗って次々と観光地を巡り、記念撮影をするだけの旅はすでに過去のものです。鍵を握るのは対話です。」

スティーブン プラット教授

セントラル フロリダ大学観光振興 (Tourism, Events, and Attractions) 学科教授・学科長


What to listen for


「旅行ビジネスをサポート」のエピソード 2 は、スティーブン プラット教授をゲストに迎えて、メイン MC のブランドン エアハルトと、ゲスト MC のアンジェリーク ミラーがお届けします。

 

フィルムツーリズムの人気の高まりと、地域のコミュニティ、経済、世界中の旅行者にもたらす影響について、一緒に考えましょう。このエピソードでは、旅行とサステナブル ツーリズムの将来にとって、エンターテインメント ツーリズムがどのような意味を持つかを知ることができます。

 

さらに、Expedia Group の新しいショッパブルコンテンツ プラットフォームと、予約が可能になった旅行コンテンツに関する情報も提供します。


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[00:00:04] ブランドン 旅行サービス提供会社は旅行体験を支える存在です。「旅行ビジネスをサポート」の新シーズンでは、ビジネスを牽引する皆様が旅行体験を進化させ、高め続けられるよう、業界トレンド、注目トピック、実用的なアドバイスを紹介していきます。こんにちは。「旅行ビジネスをサポート」のエピソードへようこそ。本日のゲスト MC をお迎えする前に、私から少しお話しさせてください。テレビ番組や映画を見ているときに、「自分もその場所に行ってみたい」と思ったことはありませんか。このエピソードでは、ロケ地巡り旅、専門的な用語ではフィルムツーリズムと呼ばれる旅の楽しみ方について考えます。Expedia Group の最新の旅行トレンドレポートによると、世界の旅行者の 3 分の 2 が、テレビ番組や映画で見た目的地に旅行しようと思ったことがある、と答えています。そのうち 39 パーセントは実際にその旅行を予約しています。本日はゲスト MC として、Expedia Group の Media Studio 担当バイスプレジデント、アンジェリーク ミラーさんをお迎えしています。アンジェリークさん、よろしくお願いします。

 

[00:01:15] アンジェリーク ブランドンさん、こんにちは。本日はお招きいただきありがとうございます。今回のトピックはとても興味深いですね。私は日頃からこの分野と関係が深い仕事をしていますので今からワクワクしています。

 

[00:01:30] ブランドン それはよかったです。ざっくばらんに率直にお話しできればと思います。アンジェリークさんは Expedia Group でも特に注目度の高い業務を担当されていますね。羨ましい気持ちはひとまず横に置いておきましょう。本題に入る前に、アンジェリークさんご自身のことを伺いたいと思います。ご自身について、Expedia Group での業務について、もう少し詳しく教えていただけますか。

 

[00:01:45] アンジェリーク もちろんです。ブランドンさんは空き時間を使ってこのポッドキャストを運営されているのですね。素晴らしいことです。

 

[00:01:49] ブランドン そうなんです。

 

[00:01:49] アンジェリーク ご紹介いただきました、アンジェリーク ミラーです。アメリカ出身ですが、今はロンドンに拠点を置いています。Expedia Group の Media Studio チームでリーダーを務めています。Media Studio は Expedia Group の社内制作チームです。このチームの役割は、影響力があり、記憶に残ると考えられるコンテンツやマーケティング キャンペーンを使って、Expedia Group のブランドのほか、観光局やホテルなどのパートナー様がお客様とつながることができるように支援を行うことです。今日は、この件についてお話しできることを嬉しく思います。私たちは、何年にもわたってパートナー様と直接やり取りする中で、ロケ地巡り旅が観光業にもたらす影響を感じています。今日はぜひ、ゲストの方とこの件についてお話ししたいと思っています。ご経験に基づくお話を伺うのを楽しみにしています。

 

[00:02:44] ブランドン 同感です。テレビについて話すのが嫌いな人はいません。旅行についてもそうです。本日は、このフィルムツーリズムという旅の形について、何年にもわたって世界中で調査をしている方をお迎えしています。スティーブン プラットさんは、観光、持続可能性、調査方法の分野で、大学と大学院の両方で教鞭をとってこられたご経験をお持ちです。現在は、ローゼン カレッジ ホスピタリティ経営学部の観光振興 (Tourism, Events, and Attractions) 学科長を務めておられます。その研究分野は、サステナブル ツーリズム、開発、小さな島国における観光業から、フィルムツーリズムにまで及びます。また、人気の YouTube チャンネル「Travel Professors (旅する大学教授)」の共同クリエイターでもあります。アンジェリークさん、そろそろ始めてもよろしいですか。

 

[00:03:24] アンジェリーク はい、始めましょう。

[00:03:29] ブランドン プラットさんは、フィルムツーリズムと旅行者の動向について、いくつかの論文を執筆されていますね。ご自身の研究内容についてお話しいただけますか。また、旅行サービス提供会社がその内容を把握することの重要性についても教えてください。

 

[00:03:43] プラット教授 わかりました。私がこのテーマに関心を持ったのは、自分自身が旅行と観光、そして映画を見ることが大好きだったからです。フィルムツーリストとして、旅行と映画を結び付けたいと考えていました。それが、私がこのテーマに関心を持ったきっかけです。学問の自由とは、関心のあることを研究し、大学での教育だけでなく業界にも貢献することです。私はこのような考えに基づいて研究を行っています。映画とフィルムツーリズムにはさまざまな興味深い側面があります。映画をきっかけとして、映画が撮影された場所を訪れること以外にも多くの体験ができます。一方で、プレミア上映会や授賞式は、レッドカーペットを歩く俳優たちを見たいと思っている旅行者にとって魅力的なイベントです。このようにフィルムツーリズムは多面的で、さまざまな側面から楽しむことができます。

 

[00:04:42] ブランドン 人々がメディアで見た目的地に行きたいと考えるのはなぜだと思われますか。

 

[00:04:49] プラット教授 興味深いことに、目的地となる映画の撮影地の人気はいくつかの要因によって決まります。絶対とは言い切れませんが、映画に関する本がある場合、つまり原作となる本を基に映画が作られており、旅行者がその本の読者である場合、その旅はフィルムツーリズムであると同時に文学ツーリズムにもなります。この場合、熱量がさらに高まります。『ロード オブ ザ リング』とニュージーランドは、ホビトンで旅行者を惹き付けることに成功しています。また、有名な映画やシリーズものの映画の場合には、その作品、キャラクター、場所に対する思い入れが強くなります。シリーズものの作品や、いくつものシーズンからなる作品の場合、たとえば『ホワイト ロータス』は、最初はハワイで、次はイタリアで撮影されています。『ゲーム オブ スローンズ』とその後に公開された『ハウス オブ ザ ドラゴン』は、アイルランド、クロアチア、アイスランドなど、多くの場所で撮影が行われています。これも旅の動機になります。広い目で見ると、思い入れも要因の 1 つとなります。ストーリーの中で場所がそれほど重要ではない場合もあります。この場合、おそらく場所ではなくキャラクターが旅の動機となります。『ゲーム オブ スローンズ』を思い出してください。イントロで地図が紹介されて、自分もその世界に入り込んだような気持ちになります。たとえば、クァースの不死者の館や王の道、ドスラクの海といった場所が登場し、自分もその場所にいるような気持ちになります。このように、地理的な要素が重要な映画がある一方で、場所よりもキャラクターの方が重要な映画もあります。

 

[00:06:33] アンジェリーク 多くのツーリズム エンターテインメントがあり、その影響でこれらの場所に人が押し寄せているのですね。ここでお聞きしたいことがあります。先ほど過去 20 年間の映画をいくつか挙げてくださいました。最近では映画のロケ地巡りという旅の形がブームになっており、ある種の転換点を迎えているようですが、実はこの考え方は新しいものではありません。『ホワイト ロータス』を始めとする新しい作品が観光業に文化的な契機をもたらしたのはなぜだと思われますか。それとも、このような動向は以前から見られたのでしょうか。

 

[00:07:10] プラット教授 このような風潮は昔からありましたが、過去 10 年ほどの間に目的地の幅が大きく広がったと思います。20 年ほど前までは、多くの目的地はアメリカやイギリスにありました。チェルシーで撮影された『プライドと偏見』のような時代劇に登場する多くの邸宅がその一例です。私が論文の題材とした『ダウントン アビー』もそうです。『いつか晴れた日に』もそうですね。ジェーン オースティン原作のこれらの時代劇映画は、おそらく作品自体に魅力があるのです。一方で、キャラクターの成長の過程やさまざまな人間関係を築く過程を見ることによって、映画の撮影地となった目的地への思い入れや、その目的地とのつながりが深まることもあります。

 

[00:07:59] ブランドン 次は少し答えにくい質問かもしれません。アンジェリークさんと私は、この件についてはエピソードの後半で触れるつもりです。私たちの発言によって誰かがシチリア島のフォー シーズンズを訪れることはないと思われるからです。人々がこの場所を訪れるのは『ホワイト ロータス』が理由でしょうか。それとも、そこに行くこと自体が目的なのでしょうか。ご経験と専門的な知識に基づいて、このロケ地巡り旅というコンセプトを盛り上げた最初の映画またはテレビ番組は何だったと思われますか。

 

[00:08:26] プラット教授 このテーマに関する初期の学術論文では、『フィールド オブ ドリームス』が挙げられています。映画のために建造され、ケビン コスナーが野球をしていた野球場が人気の目的地となりました。この映画は、ロケ地巡り旅のきっかけとなった映画の 1 つと言えるでしょう。『フィールド オブ ドリームス』のほかに『マグノリアの花たち』もロケ地を訪れるきっかけを作った初期の映画です。

 

[00:08:51] アンジェリーク ケビン コスナーはフィルムツーリズムを盛り上げた俳優と言えるでしょうね。ケビン コスナーの出演作と言えば...

 

[00:08:55] [00:08:55] ブランドン 『野性の呼び声』ですね。[0.5 秒]

 

[00:08:57] [00:08:57] アンジェリーク 『野性の呼び声』のほかに、[0.1 秒]『イエローストーン』もあります。ケビン コスナーはフィルムツーリズムに大きく貢献し、重要な役割を果たしていますね。

 

[00:09:02] プラット教授 ほかにも有名俳優の映画が多いですね。先ほどの質問にお答えすると、フィルムツーリズムを行う人たちは 3 つのグループに分けられます。1 つ目は、シャレのようですがダイハードな (筋金入りの) フィルムツーリストたちです。つまり、映画が大好きで、自分で飛行機やホテルを予約してその場所を訪れる人たちです。もう 1 つは、とにかくハワイに行きたいと考えるタイプの人たちです。この人たちは、サーフィンなど、ほかにもやりたいことがたくさんあります。一方で、その場所にも関心があります。シリーズものの作品を見て、その場所を訪れてみたいと思っています。つまり偶発的な要因に基づいています。その場所についてはよく知りませんが、実際に訪れて発見しようと思っています。また、アンジェリークさんがおっしゃったように、フィルムツーリズムを利用している目的地もあります。またイギリスの例を挙げますが、フィルムツーリズムを利用することを目的とした観光地域づくり法人や管理組織が最初に誕生したのはイギリスでした。イギリスでは、旅行者たちが映画の舞台となったさまざまな場所を訪れることができるように、映画マップを作成しています。

 

[00:10:04] アンジェリーク 筋金入りのフィルムツーリストに関する考えをお聞かせください。これらの人々が訪れようとする目的地には、元々、異なるタイプの旅行者が訪れていたのではないかと思います。観光業がアイルランドの一部の地域や、スコットランドのマル島にもたらした影響に関する論文を読んだことがあります。これらの場所には以前、穏やかで静かな休暇をゆっくり過ごそうとする旅行者が集まっていました。その後、さまざまなグループの人々が多種多様な理由でやってくるようになりました。このような変化は、これらの地域の環境にマイナスの影響を与えていると思いますか。このような新しいグループの旅行者に対応するために、目的地となる地域は何をする必要がありますか。

 

[00:10:51] プラット教授 数年前に大きな問題となりましたが、以前、アイルランドで『バラモリー』という子供向けの番組が放送されていました。覚えておられないかもしれませんが。

 

[00:11:00] アンジェリーク その番組に関する記事を読んだことがあります。

 

[00:11:01] プラット教授 地域のコミュニティを始めとするさまざまな関係者のほかに、目的地の管理組織や観光関連事業者も含めた、組織的な取り組みによる管理が必要です。これは体験を提供するビジネスです。旅行者はその場所を訪れて内側を覗いたり、お気に入りのキャラクターのコスプレをしてセリフを言ったり、TikTok の動画を撮影したりしたいと思っています。さまざまな目的地がアピール合戦をしていたら、自分が求めるワンランク上の体験ができる場所に心を動かされるはずです。決め手となる要因の 1 つは目新しさです。Instagram、TikTok、Facebook などに投稿することや、年配の方の場合はその場所で撮った写真を見せて話をすることは原動力となり、名誉を感じさせるのです。

[00:11:49] ブランドン これは大きなビジネスです。そこで、ぜひお伺いしたいことがあります。エンターテインメント ツーリズムは、地域経済にどのような影響をもたらすでしょうか。オーバーツーリズムがもたらすマイナスの影響とのバランスを取る必要がありますが、この点についてはどのような対策が採られていますか。

 

[00:12:05] プラット教授 そうですね。乗数効果のようなメリットが生み出される過程には、多くのサプライチェーンが関わっています。通常、エンターテインメントを目的に旅行をする人たちは、普通の旅行者とは少し異なります。これらの人々は外出して動き回ったり、目的の場所を訪れたりします。そのため、一般的なホテルやリゾートを拠点とし、比較的長い時間、宿泊施設に滞在する旅行者よりも、交通機関を利用する頻度が高くなります。その影響として仕事が発生し、ビジネスが生まれます。ビジネスに敏感な多くの人々がツアーを企画したり、ツアーガイドと手を組んだりしています。ツアーガイドとなっているのは、ストーリーを語ることができる熱烈なファンたちです。経験経済について話すことで、私たちもストーリーを知ることができます。鍵を握るのは対話です。地域の人々と話をして、映画制作会社はそこでどのように撮影を行っていたか、以前はどうだったか、どのような遺産を残していったかを尋ねることが重要です。マイナスの影響に関しては、よく見られる戦略として、1 年に数回、映画フェスティバルなどのイベントが開催されています。このような映画フェスティバルは、比較的混雑しないショルダーシーズンに行われることもあります。この時期には、夏の旅行者がすでにその地を訪れていることもあります。そうした繁忙期をほとんど外してイベント、フェスティバル、プロモーションを企画し、ショルダーシーズンやオフシーズンに映画とのタイアップを行うことが必要です。

 

[00:13:36] ブランドン 実際にそこで撮影されたかどうかはさておき、どの映画にも舞台となっている場所があります。旅行者にその場所に行ってみたいと思わせる映画は、ほかの映画とどこが違うと思いますか。撮影技術の高さでしょうか。さきほどお話しされていた、キャラクターの背景にあるストーリーでしょうか。何が人々の旅行熱に火をつけるのでしょうか。

 

[00:13:58] プラット教授 映画での描写には撮影技術が大きく関係していると思います。私は 4 年間フィジーの大学で教えていました。その頃フィジーでは、『サバイバー』の最後の 10 シーズンの撮影が行われていました。当然、B ロールと呼ばれる多くの追加映像も撮影されます。出演者は活動しながらチャレンジを行い、投票によって脱落者を決定します。この番組はシリーズものなので、旅行者もやってきます。旅行者は番組の舞台を見たがります。これは極めて異例なケースです。それまでフィジーで長期間にわたって撮影された映画やシリーズものの番組はほとんどありませんでした。有名な撮影地はほかにもあります。たとえば、エンパイア ステート ビルやエッフェル塔などです。これらの場所でも映画が撮影されていますが、純粋にフィルムツーリズムを体験するのは少し難しいかもしれません。これらは以前から有名で、映画やシリーズものの番組によって新たな関連性が生まれた場所です。『ダウントン アビー』の舞台となったイギリスのハイクレア城について論文を書いたことがあります。この邸宅には以前から観光客が訪れていました。これは地理的な要素が重視されているケースです。邸宅の内部についても、上の階には貴族が住み、下の階には使用人が住んでいたというように、場所が重要な要素となっています。このことは、撮影方法にも影響を与えているはずです。ネガティブなストーリーの映画にも、意外な効果があります。その一例がホラー映画です。ホラー映画はフィクションですが、ネガティブな観点の映画がその場所をより魅力的に見せることもあります。観光地域づくり法人は、許可されない事項について契約を交わします。フィジーの場合もそうです。映画がフィジーの許可を得られない場合、基本的には脚本を見直す必要があります。どの映画でも、その国の否定的な描写を行うことは許可されないでしょう。『ボラット』の 1 作目について論文を書いたことがあります。この映画の興味深い点は、サシャ バロン コーエンがカザフスタンを舞台に選んだ理由です。コーエンは、アメリカ人がカザフスタンのことをよく知らないという理由でこの国を選んだのです。タジキスタン、あるいはキルギスタンが選ばれた可能性もあります。期せずしてカザフスタンが選ばれたのです。この作品はカザフスタンで上映禁止となりました。しかし、人々はこの映画を見つけ出し、結果として認知度の向上につながりました。論文にも書いていますが、この映画を見た人々は、カザフスタンに行って実際はどうなのかを確認したいと考えました。これがドキュメンタリー仕立てのコメディー映画だということを知っていたのです。興味深いことに、カザフスタンという設定の村を舞台にした冒頭のシーンは、ルーマニアで撮影されています。つまり別の場所が撮影地として使用されたのです。続編が公開されると、カザフスタンのマーケティング業界と政府はこれに乗じ、映画で使われているジョークを確認してそれを共有し、いわば真のカザフスタンのプロモーションにこの映画を利用しました。これはフィルムツーリズムの影響を利用して旅行者を呼び込んだ、非常に興味深い事例ではないでしょうか。撮影地には別の場所が使用されており、ネガティブな観点の映画でありながら、何かしらのメリットを生み出しています。意外な結末として、続編が公開されるとカザフスタンはこれに乗じ、「カザフスタンは素晴らしい」というスローガンをボラットの声で発信するようになりました。[00:17:23] [0.0 秒]

[00:17:24] アンジェリーク さきほど話題にあがった行政との関係について、少しお話ししたいと思います。この業界の場合には、観光局との関係ということになります。言うまでもありませんが、観光地域づくり法人が制作された映画から得る利益は有機的なものです。これらの組織や行政が映画に関与することはありません。ご経験から、組織や行政の側にはどのような効果があると思われますか。映画制作会社が特定の場所で撮影を行うように、うまく勧誘を行っている行政組織もあるのでしょうか。さまざまな力が働いたと思われるもう 1 つの例が、『ホワイト ロータス』のシーズン 3 です。次の撮影地を決める際には、さまざまな引き合いがあったと思います。初めからタイが候補に挙がっていたのかもしれません。撮影地は最終的にどのように決定されるのか、共生しようとする行政組織と映画制作会社の間にどのような力が働くのか、教えていただけますか。

 

[00:18:25] プラット教授 決定には大きなリスクが伴います。その作品がどの程度人気を博し、旅行者を呼び込むかわからないからです。それにもかかわらず、映画に対する税額控除は事前に行われます。多くの目的地は、その場所に映画の撮影を誘致するために、魅力的で収益性の高い税額控除を提供します。これは大きな賭けです。映画の撮影スタッフや監督を引き付けてその場所を撮影地に選んでもらうには、百万ドル単位の税額控除が必要になります。タイが撮影地に選ばれたのは、非常に興味深いケースだと思います。タイには、レオナルド ディカプリオの『ザ ビーチ』で使用されたビーチの人気が高まり、そのビーチを閉鎖しなければならなくなった過去があるからです。

 

[00:19:12] ブランドン 私は幸運なことに、そのビーチが閉鎖される前に訪れることができました。ご指摘のあった懸念はもっともだと思います。次のブームを生み出すという点では、観光地域づくり法人にチャンスが訪れるのは、映画が制作されたあととプレミア上映の前、さらに一般公開の前でしょう。では、その計画はどのように立てられるのでしょうか。アンジェリークさんとプラットさんは、この質問に対する答えをご存じでしょう。しかしお客様はどうでしょう。番組や映画によってこのような観光ブームが起きることを予測して、それに備えることができるでしょうか。

 

[00:19:50] アンジェリーク 目的地は、何かが始まると想定して準備するべきだと思います。ほかにも業界で話題となっているサステナビリティやバリアフリーなど、するべきことはたくさんあります。中でも重要なのは、その目的地を訪れたい人のために障害となるものを取り除いておくことだと思います。財政的な制約にとらわれず、その目的地が旅行者を歓迎し、地域のコミュニティが訪問者を歓迎している姿勢を示すことです。特定の目的地が観光のレベルを上げようとする場合にも、同じルールを適用するべきだと思います。

 

[00:20:38] プラット教授 タイアップを行うには、矛盾がないことが必要ですね。一致していることが必要です。ニュージーランドではかなり前から 100% ピュアが当然のこととなっています。『ロード オブ ザ リング』を見ると、その景色の素晴らしさに驚かされます。これは実際の景色です。ニュージーランドはそのリソースを活用しているのです。ニュージーランドで映画が撮影された理由はここにあると思います。ニュージーランドではさまざまなタイアップも行われています。タイアップや映画のプロモーションによってその目的地に旅行者を呼び込もうとするなら、矛盾がないこと、一致していること、少なくともすでにある目的地のイメージとその特徴に合っていることが必要です。ホリスティック (総体的) であるべき、というのは適切なアドバイスだと思います。

[00:21:26] ブランドン 次に、これから何がブームになるかを考えます。今人気のあるテレビ番組と映画から予測してみましょう。プラットさんは次にどの目的地がトレンドになると思いますか。

 

[00:21:38] プラット教授 今はまだ、コロナ禍の影響が強く残っています。人々は慌ただしさに不安を感じ、元の日常に戻ろうとしています。今後はテクノロジーを使ったタイアップが行われるようになるでしょう。映画に関連する AI や VR を使ってタイアップが行われるのです。この点が重要になると思います。目的地についてはどうでしょうか。私個人の考えとしては、独自の景観を楽しめるオーストラリアとニュージーランドには、まだ魅力的な場所があると思っています。いずれにしても、ストーリーとキャラクターの影響が大きいのは今までと同じでしょう。これらに関連する場所があちこちにあるはずです。一方で、タイアップにこだわり、キャラクターとの一体感を得ようとする人々にとっては、景色と地理的な要素が関係性を強める要因となります。

 

[00:22:35] ブランドン アンジェリークさんはこの点についてどう思われますか。次にどの目的地がブームになると思いますか。

 

[00:22:40] アンジェリーク 難しい質問ですね。『ホワイト ロータス』が撮影されているタイにブームのピークが訪れるのは間違いないでしょう。私はパンデミックの影響で長い間旅行ができなかった国々に期待しています。旅行者が戻り始めたばかりのアジアの国々です。日本には再び多くの旅行者が訪れるようになっています。これらの目的地では、入国制限の解除によって、フィルムツーリズムへの関心の高まりを利用するチャンスが訪れる可能性があります。私もプラットさんと同様にテクノロジーに関心を持っています。テクノロジーには、映画に登場する目的地について理解を深め、より早く、適切に、簡単に考えることを可能にする力があります。私たちが映画の撮影場所を調べることはなくなるかもしれません。4 年前には、何か映画を見たら、いくつもの場所を調べてその撮影地を突き止める必要があったのではないでしょうか。クロアチアやアイルランドで『ゲーム オブ スローンズ』の前撮りが行われた場所を見つけ出すのは、今より難しかったはずです。今は、Netflix や Amazon Prime の対話機能を使うことができます。これらの便利な機能とテクノロジーを使って目的地を訪れ、より簡単に楽しめるようになっています。

 

[00:24:11] ブランドン 最後になりましたが、ここで私たちの旅行熱について話したいと思います。順番に回答しましょう。まずはプラットさん、次にアンジェリークさん、最後に私がお答えします。テレビ番組や映画で見て、旅行したいと思いながら、まだ行ったことのない場所を 1 つ挙げてください。

 

[00:24:26] プラット教授 そうですね。メキシコにはまだ行ったことがありません。マヤ文明とインカ帝国の遺跡やピラミッドを見てみたいです。1 つ挙げるならメキシコですね。ここオーランドからも比較的近いです。メキシコには随分前から行ってみたいと思っていました。

 

[00:24:47] アンジェリーク 私の場合は、モンタナ州、ワイオミング州、ユタ州です。これらは、以前は特に行ってみたいとは思わなかった場所です。私はアメリカ人ですが今はロンドンに住んでいます。以前はアメリカのどこかに行ってみたいとは思いませんでしたが、数か月ほど前から『イエローストーン』に夢中になっていて、一番行ってみたい場所になりました。Vrbo で広いランチハウスを借りて、恐竜が大好きな息子と一緒に化石の発掘をしたり、見渡す限りの絶景を眺めたりしてみたいです。以前はそこに行きたいと思ったことがなかったので、これもテレビの影響の 1 つでしょうね。

 

[00:25:38] ブランドン そうですね。『イエローストーン』には Vrbo の物件も使われているはずです。

 

[00:25:41] アンジェリーク そうなんです。すでにブックマークに追加しています。

 

[00:25:44] ブランドン 毎日チェックされていますね。実は私も『ホワイト ロータス』の撮影地を調べた 1 人です。そこに行くには OneKeyCash が少し足りないかもしれないので国内旅行にしておきます。私が行ってみたい場所は、フロリダキーズです。コロナ前に Netflix でカイル チャンドラーの『ブラッドライン』が公開されたのですが、そこに登場するフロリダキーズの景色が素晴らしいのです。次に行ってみたい場所を挙げるならここです。最近はシカゴからの直行便もあるので、次の目的地はフロリダキーズになるでしょう。ほかの国々にも目を向けてみると、さまざまな目的地がありますね。プラットさんがおっしゃったメキシコについては、『ショーシャンクの空に』のラストシーンに登場する素晴らしい景色が記憶に残っています。目的地の管理組織と旅行業界が協力してテレビや映画の影響を利用すれば、大きなチャンスが訪れるはずです。今日は非常に興味深い会話を楽しむことができました。楽しく貴重なお話をありがとうございました。

 

[00:26:47] プラット教授 こちらこそ。ありがとうございます、ブランドンさん。

[00:26:52] ブランドン プラットさんから洞察に満ちたお話を伺うことができました。このような形の旅行は必ずしも新しいものではありませんが、目的地とその経済に多大な影響を与えるのは確かです。

 

[00:27:03] アンジェリーク そのとおりです。フィルムツーリズムがもたらすプラスの影響とマイナスの影響の両方に言及されていたことが印象的でした。物事のマイナス面には耳をふさぎたくなるものですが、映画『ボラット』と、この映画がカザフスタンにもたらした影響に関する研究は、非常に興味深いと思いました。

 

[00:27:21] ブランドン ポッドキャスト「旅行ビジネスをサポート」で『ボラット』について話をすることになるとは思いませんでした。この機会に、アンジェリークさんのチームの新しい取り組みについてお話しいただけますか。この取り組みはプラットさんとのディスカッションの内容にも関連しています。

 

[00:27:37] アンジェリーク そうですね。私たちが最近発表した新しいツールは、少しひいき目かもしれませんが、この業界では非常に革新的なツールだと思います。

 

[00:27:48] ブランドン それはいずれ証明されるでしょう。これは業界初のプラットフォームです。どのような点が違うのかを説明していただけますか。

 

[00:27:57] アンジェリーク もちろんです。私が所属する Expedia Group Media Solutions のチームは、史上初の広告機能のある旅行テクノロジー プラットフォームを作成しました。業界用語を使わずに説明するのは難しいですね。この旅行テクノロジー プラットフォームが提供するツールは、お客様が旅行コンテンツを見ながら購入や予約を行うことを可能にします。今日お話ししたエンターテインメント ツーリズムも、実際に予約できます。お聴きの皆様は、この業界で世界中に溢れる旅行コンテンツに接しているでしょう。パートナーの皆様も、コンテンツ制作に多大な時間と費用を費やしているはずです。しかしこのようなコンテンツ、特に高額なエンターテインメント ツーリズムに関するコンテンツについては、費用対効果の測定が難しいと言われています。この新しいテクノロジーは、お客様にメリットをもたらすだけでなく、パートナー様にも、測定値を追跡し、コンテンツの価値を引き出して予約につなげる新しい方法を提供します。私たちはショッパブルコンテンツ プラットフォームのテクノロジーを使用して、あらゆる魅力的なコンテンツを購入できるチャンネルを作成しています。この Go USA というチャンネルには、最新のエッセイや、参考になる旅行コンテンツが掲載されています。インタラクティブな地図、参考のための旅程を掲載し、多様性に富んだそれぞれの州の魅力を紹介する幅広い旅行コンテンツを紹介すると同時に、旅行者が宿泊者の口コミ情報を見ながらホテルを予約できるようにしています。コンテンツはリアルタイムで閲覧できます。

 

[00:29:55] ブランドン いいですね。つまりこういうことでしょうか。私がテレビ番組を見ているとします。その番組で素敵なホテルや場所を見つけます。以前なら、Google でその番組が撮影された場所を調べて、そこにホテルがあれば、Expedia アプリを開いてホテルの支払いを行う必要がありました。この一連の流れがどのように変わるのでしょうか。

 

[00:30:14] アンジェリーク 新しいサービスを使えばすべての操作を 1 か所で行うことができます。発想力や創造力向上のためのセッションに参加したとき、始めにこのようなことをした覚えがあります。私たちは以前、旅行者でした。その旅を通じて旅行者を助ける機会があり、その結果、その旅行者は撮影地などの具体的な場所を見つけ出す必要がなくなりました。Expedia とテクノロジーの力を利用することで、各提携会社はすべてを 1 か所に統合できます。旅行者はそれを利用して、シームレスな操作でその旅行を実現させることができます。

 

[00:30:51] ブランドン このプラットフォームは、旅行者が次々と旅行を計画するアイデア探しの段階で、旅行者の需要を満たすということですね。

 

[00:30:58] アンジェリーク そうです。すぐに次のステップやアクションに結び付けることができるのです。これらのことを考慮して、パートナー様と今までとは違う方法で協力し、アイデア探しの段階から旅行の計画へとつなげる、大きな機会が生まれると感じています。一部の企業は特にこの点に注目しているようです。競合他社の中には最終的な取引を重視している企業もありますが、この新しいテクノロジーを導入すれば両方に対応できるはずです。

 

[00:31:29] ブランドン それは素晴らしいですね。ホテルを見つける手間が大幅に削減されます。旅行者の体験談によって問題を防ぐこともできます。このようなプラットフォームを開発して目的地を掲載することで、パートナー様には具体的にどのようなメリットがあるのか教えてください。

 

[00:31:42] アンジェリーク ストーリーを伝えられるというメリットです。このプラットフォームは、マーケティングの担当者が素晴らしい目的地に関するストーリーを新しい独創的な方法で伝えることを可能にします。私たちは、このエンターテインメント ツーリズムの業界に存在する境界を取り払い、これまでの編集された典型的なストーリーの伝え方を変えていきたいと考えています。映画やテレビ番組は旅行の強力な動機となります。そのため、この新しいテクノロジーでは、各目的地がさまざまなタイプのコンテンツを使ってその魅力を伝えられるようにしています。特に力を入れているのは、中程度から長い時間の、宣伝を目的としていない動画コンテンツです。つまり、ストーリーを伝えることに重点を置いたコンテンツです。

 

[00:32:30] ブランドン 各目的地がそれぞれの市場性と独自性を考えてメディア開発に取り入れるには、どうすればよいでしょうか。最初に何を行うべきでしょうか。

 

[00:32:39] アンジェリーク よい質問ですね。これは難しい課題です。飽和状態にある環境で、どの目的地も注目を集めようとしているからです。重要なのは、どの目的地にも独自のアピールポイントがあり、それを市場性のあるコンテンツの戦略に取り入れられるということです。私たちは対象となるお客様に対してより賢く、より革新的な方法で宣伝を行う必要があります。私はその必要性を強く感じており、チェックリストに加えるべきだと思っています。時代遅れの広告チャンネルで情報を得ようとする人はいません。重要なのは、ロイヤルティ、信頼、支援に重点を置いた環境を作ることです。お客様との対話、つまりコミュニケーション レイヤーは、そのような環境から始まるのです。このプラットフォームはこのような変化をもたらします。

 

[00:33:43] ブランドン わかりました。数の多さはそれほど重要ではないということでしょうか。たとえば、自分で目的地を見つけることができない旅行者に新しい場所を紹介する場合はどうでしょうか。このように革新的な方法で目的地に関するショップやコンテンツを作り出すことは、目的地の持続可能性への取り組みの支援にもつながると思われますか。その仕組みについてもう少し詳しく教えてもらえますか。

 

[00:34:04] アンジェリーク わかりました。持続可能性は非常に重要な課題です。それがパートナー様のコンテンツを作成するためであっても、環境に与える影響は最小限に抑える必要があります。パートナー様にとって分散が重要であることも理解しています。すべての旅行者を、すでにオーバーツーリズムが問題となっている 1 つの大都市に送り込むべきではありません。重要なのは、その他の穴場スポットを紹介して、人々がその場所を訪れて想像を超える体験ができるようにすることです。このプラットフォームを使用すれば、パートナー様と協力してこれらの旅行しやすいスポットの魅力を伝え、勧めることができます。たとえば、Go USA プラットフォームには、カリフォルニア、ヨセミテ、カーメル、モントレーといった場所以外の認知度を高めるためのコンテンツが含まれています。今挙げた場所では何年も前からオーバーツーリズムが発生しています。その他の場所、その他のストーリーの魅力を伝えて分散を促し、持続可能性を訴えることが重要です。

 

[00:35:00] ブランドン コンテンツ バリュー イニシアティブについて、もう少し詳しく教えてもらえますか。これはどのような取り組みですか。コンテンツを作成し、商品や目的地のマーケティングを行う人たちにとって、この取り組みが重要なのはなぜですか。

 

[00:35:10] アンジェリーク さきほど費用対効果についてお話ししたときにも言いましたが、コンテンツの価値を測定することは非常に困難です。そのため、まずは私が夢中になれるかどうかを考えます。つまり、私が最高だと思うかどうかです。コンテンツ バリュー イニシアティブは、Brand USA が新たに立ち上げた草の根組織です。旅行業やサービス業で影響力を持つ人たちを招待して、旅行業界でのコンテンツの影響の測定の複雑さに対処しています。私たちはこのイニシアティブの一環として、パートナー様がコンテンツの影響を追跡し、測定することを可能にしています。業界の目標は、コンテンツの影響と価値、さらにコンテンツが旅行の予約に関する判断にもたらす影響について、標準化された測定方法を作り出すことです。このプラットフォームは、その目標の実現に向けた重要な一歩となるでしょう。この取り組みはまだ始まったばかりですが、今後大きく発展するはずです。

 

[00:36:10] ブランドン いいですね。それではもう 1 つ質問させてください。ここまで 30 分間ご一緒させていただいて、あなたにはのんびりとテレビを見て過ごす時間はないのではないかと感じていますが、もし、有名なテレビ番組や映画の舞台やロケ地に行って、そこでずっと暮らさなければならないとしたら、どの番組に登場するどの場所を選びますか。

 

[00:36:32] アンジェリーク 良い質問ですね。プラットさんとも少しお話ししましたが、真っ先に思いついたのは『ホワイト ロータス』です。ジェニファー クーリッジになって『ホワイト ロータス』の世界で生きられたら、本当の夢の仕事に就くことができます。今の仕事は昔から夢見ていた仕事ではないのです。

 

[00:36:52] ブランドン そうですか。ジェニファー クーリッジになっているあなたを想像しました。私は『ホワイト ロータス』のシーズン 2 に特に思い入れがあります。これは素晴らしかったです。貴重なお話を伺うことができました。本日はご参加いただきありがとうございました。

 

[00:37:05] アンジェリーク こちらこそ、お招きいただきありがとうございました。

 

[00:37:09] ブランドン この新しいショッパブル テレビ プラットフォームについて詳しくお知りになりたい方には、番組の詳細ページにいくつかのリソースへのリンクを掲載しています。ポッドキャスト「旅行ビジネスをサポート」のシーズン 2 をお聴きいただきありがとうございました。expediagroup.com の「旅行ビジネスをサポート」にアクセスして、皆様のご感想をお聞かせください。Eメールアドレスは poweringtravel@ExpediaGroup.com です。poweringtravel はスペースを空けずに入力してください。ご登録いただくと、新着エピソードの情報を入手できます。エピソードの評価やレビューもお願いします。今後も番組に関する情報をご確認ください。最後までお聞きいただきありがとうございました。お二人の素晴らしいゲストをお迎えした今回のエピソードについて、皆様のご感想をお待ちしております。次回のポッドキャスト「旅行ビジネスをサポート」もお楽しみに。ブランドン エアハルトでした。



登場いただいた専門家の皆様


スティーブン プラット教授

セントラル フロリダ大学観光振興 (Tourism, Events, and Attractions) 学科教授・学科長

セントラル フロリダ大学ローゼン カレッジ ホスピタリティ経営学部のスティーブン プラット教授は、観光経済学、フィルムツーリズム、サステナビリティなど、幅広い分野の研究を行っています。

アンジェリーク ミラー

Expedia Group クリエイティブ コミュニケーション部門バイスプレジデント

アンジェリーク ミラーは、Expedia Group の総合的な社内制作チームである Media Studio のリーダーを務めています。Media Studio は、クリエイティブ デザインと開発、コンテンツ作成、戦略、ソーシャルメディア、プロジェクト管理などを担当するチームで構成されており、各ブランドと連携して、ユニークで魅力的なメディア体験の創出を全力でサポートしています。

ブランドン エアハルト

Expedia Group、マーケティング部門バイスプレジデント兼 「旅行ビジネスをサポート」メイン MC

Expedia Group の B2B 宿泊施設に関するマーケティング責任者であり、パートナープログラムの拡張に関して重要な役割を果たしてきました。戦略的事業をリードし、収益分析データの利用を広げることでパートナー様の成功を促進しています。妻と旅行好きの子供と一緒にイリノイ州シカゴで暮らしています。



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