1 年を通して宿泊施設の予約を獲得し、季節性に対応して売上策を最適化する方法をご説明します。
1 つまたは複数の施設についてバケーションレンタルの予約および料金を管理するのは至難の業です。しかし、エクスペディアのカレンダーツールを使用すれば、簡単に料金および予約を管理および更新し、確定済みの予約を表示して、ブロックする日付を設定することができます。このため、バケーション レンタル ビジネスを自信を持って管理できるようになります。
カレンダーからすべての料金および予約管理ツールにアクセスでき、必要なアクションをすべて 1 か所に表示することができます。カレンダーには、1 年を通じて競争力のある料金を維持する収益管理ツールなど、ビジネスの運用を容易にするリソースまでのショートカットも用意されています。
以下に示されている、カレンダーツールを最大限活用してバケーション レンタル ビジネスを効率的に管理するためのヒントをお読みください。
1. 基本料金を設定する
カレンダー機能を使用することで、簡単に基本料金を設定し、現在および将来のすべての宿泊に自動的に適用することができます。これにより、料金が入力されていない場合でも、カレンダーに空白が生じないようにできます。特定の宿泊について料金を上げたい、または下げたい場合は、いつでも基本料金を変更して上書きすることができます。
基本料金を設定する場合は、MarketMaker™ ツールを使用して、1 年を通して着実に予約が入るような競争力のある基本料金を設定することを忘れないでください。
お客様の期待に沿った基本料金を設定するために、以下について検討する必要があります。
- 同じマーケット内で競争力のある料金
- 掲載ページのこれまでのパフォーマンス
- 検索データ
2. 予約期間の受付を開始する
バケーション レンタル カレンダーを管理するときは、余裕を持って旅行の予約を行うお客様の需要を取り込めるように予約期間の受付を開始することが重要になります。
お客様は実際の休暇日のかなり前 (平均で 73 日前*) から旅行を計画および予約しているため、先にカレンダーを設定した他の施設に予約を取られてしまわないように、予約期間を拡大することが重要です。
予約期間の受付を開始するには
- オーナーダッシュボードのメインナビゲーションで「カレンダー」を選択します。
- 「設定」および「予約期間」の順に選択します。
- お客様が貴施設を予約できる期間を定義し、次のプロンプトに情報を入力します。
- どのくらい前から予約を承認していますか ?
- どのくらいチェックインに近い日に予約を承認していますか ?
3. カレンダーを同期する
カレンダーの同期は、複数のプラットフォームに掲載しているオーナー様が一貫性および整合性を確保するうえで特に便利な機能です。
このツールでは、複数のプラットフォームにまたがってカレンダーや予約をインポートおよびエクスポートすることができ、単一のビューにそれらをまとめることができます。この機能は、ダブルブッキングや誤った日付のブロックなど、不必要なキャンセルにつながりかねない要因を回避するのに役立ちます。
4. ウィークリー料金およびマンスリー料金の割引を設定する
ウィークリー料金またはマンスリー料金が安くなる長期宿泊割引は、平均滞在日数が 10.7 日 (他のタイプの旅行予約者よりも 2 ~ 3 日長い) にもなるバケーションレンタルのお客様にとって魅力的です。*いずれの宿泊数についても割引料金を入力または提供する必要はありませんが、長期の滞在先を探しているバケーションレンタルのお客様にアピールするのに役立つことがあります。
ウィークリー料金またはマンスリー料金の割引を設定するには
- オーナーダッシュボードのメインナビゲーションで「カレンダー」を選択します。
- 「カレンダーの設定」および「基本料金および割引」の順に選択します。
- ここでは、7 泊以上または 28 泊以上の予約に自動的に適用される割引率を入力することができます。
5. 税金およびサービス料を設定する
サービス料および税の管理も、バケーションレンタル運営の大切な業務のひとつです。そこで、カレンダーツールでこれらの設定も簡単に行えるようにしました。サービス料とは、1 泊あたりの基本料金に上乗せされる追加料金のことで、通常、バケーションレンタルのオーナー様や施設管理者様が追加の設備やサービスを提供する際の費用として利用されます。
次の 2 種類のサービス料を選択して課金することができます。
- 追加料金 (必須) (追加ゲスト料金、清掃料金、ペット料金)
- 追加料金 (追加料金 (必須) 以外のサービス料)
税率および適用されるサービス料を設定するには
- オーナーダッシュボードのメインナビゲーションで「カレンダー」を選択します。
- 「カレンダーの設定」を選択し、「サービス料および税」を選択します。
- 指示に従って、税率またはサービス料を入力します。
税率を設定したら、税金の徴収プロセスを自動化するのに役立つ、次の 3 つのオプションが用意されています。
- 税金の徴収なし
- 税金は徴収されるので、貴施設が申告および支払を行う
- Avalara MyLodge Tax を使用して宿泊税を自動化する
税金徴収オプションの詳細については、Vrbo ヘルプセンターにお問い合わせください。
6. 料金および最低宿泊数の要件をカスタマイズする
エクスペディアの季節限定のキャンセルポリシーでは、適切な時期に適切なポリシーを適用するために、季節の需要に合わせて日付を指定したポリシーを使用して、最適なバランスを図ることができます。稼働率の低下を考慮して、最低宿泊数の要件を 1 年の中で調整することもできます。
料金および最低宿泊数の要件を調整するには
- 「カレンダー」から変更する期間の最初の日付と最後の日付を選択します。
- 期間を管理するためのオプションが表示されます。そこから「料金 / 割引」または「最低宿泊数」を選択します。
- 必要に応じて、該当する期間の料金または最低宿泊数の要件を上書きし、「保存」を選択します。
7. 必要な損害補償金を設定する
損害補償金は、保証金のようなもので、お客様にお客様が引き起こした損害に対する責任を負わせます。貴施設に必要な損害補償金の金額を完全に管理できます。損害補償金の金額は、貴施設の詳細ページにあるハウスルールに表示され、予約前の支払時にもお客様に提示されます。
損害補償金を設定するには
- オーナーダッシュボードのメインナビゲーションで「カレンダー」を選択します。
- 「カレンダーの設定」を選択し、「損害保険」を選択します。
- 希望する金額を入力します。
8. 支払条件を設定する
デフォルトでは、予約が行われた時点で予約料金の全額がお客様に請求されますが、料金カレンダーで支払条件を調整して、どれくらいの料金をいつお客様に請求するかをカスタマイズすることもできます。
たとえば、供給が需要を上回っているバケーションレンタルを探しているお客様にアピールできるように、支払条件を調整して、一部の料金の支払期日をチェックインに近い日付にすることができます。
支払条件に調整を加えるには
- オーナーダッシュボードのメインナビゲーションで「カレンダー」を選択します。
- 「カレンダーの設定」を選択し、「支払条件」を選択します。
- 希望する請求金額と期日を入力します。
エクスペディアのカレンダーツールには、バケーション レンタル ビジネスを自信を持って監督および管理できるように、いくつかの便利なリソースが用意されています。これらのカレンダーのヒントを活用して、プロ顔負けに料金や予約を把握してビジネスを運用しましょう。
弊社サイトの改善のため、ご意見をお聞かせください。
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*Expedia Group、Path to Purchase Research (予約プロセス調査)、2023 年